横浜事業所所長 田邉 靖男 Yasuo Tanabe

横浜事業所所長 田邉 靖男 Yasuo Tanabe

「仕事は入口で断らない」「巧遅は拙速に如かず」

ビジネス・スキーム Our Business Scheme

ニューリー・土山は、実装基板(ICなどの部品が実装された電子回路基板)を製造する電子機器メーカーやEMS(製造受託企業)を主なお客様とし、B2Bと呼ばれる企業向けの事業を展開しています。その事業内容は、基板検査装置や治具、周辺機器の開発・製造、販売から、それらを用いた基板検査工程の自動化提案まで、すべてがお客様の製品の品質向上、生産性向上のサポートを目的としています。特に治具については検査対象の基板ごとに設計、製造が必要となり、一度、お取引を開始すると長いお付き合いとなるお客様が多いのが特徴です。加えて近年では、これまでに培ってきた技術を地域社会へ還元すべく、さまざまなものづくり現場の自動化導入をお手伝いする事業も展開しています。

技術営業の役割り Mission of Technical Sales Department

当社の技術営業は、お客様との対話を通して基板検査工程の課題を引き出し、その解決に最適な製品やサービスを提案する営業スタイルを基本としています。メーカーへの直接販売以外にも代理店経由のチャネルがあり、ルートセールスを主軸に販売代理店の開拓、支援業務も担います。例えば海外の代理店を訪問して営業活動や技術者教育の支援、現地の展示会への参画・出展に際してはその準備や運営などを行いますが、言語能力よりは技術に対する興味と相手側の事情を理解し、お困りごとを察知する姿勢が求められます。

横浜事業所

技術営業の活動内容(受注から納品まで) Sales Flow

すでにお取引のあるお客様の治具の入れ替えであれば、仕様や取引条件の確認後に社内の設計チームが業務をスタートします。しかし、新規開発が必要な場合は社内プロジェクトが招集され、各部署から最適な人材をアサイン。ブレストなどを繰り返しながら、提案内容を練り上げていきます。 ラフ画を含めた提案書や、場合によっては試作機を持参してのプレゼンテーションを行うこともあります。受注後は設計から製造にいたる社内リソースの調整、納入やアフターサポートまでを担当します。

技術営業としての基本姿勢 Business Philosophy

当社の営業の基本姿勢として徹底されているのは、「仕事は入口で断らない」という考え方です。これは技術営業だけではなく、当社の企業風土として設計や開発といった社内全体に根付いているビジネス哲学です。どんなご相談をいただいた場合でも、誠意をもって何かしらの答えをお出しする。採用される、されないは別として、とにかくどれだけ難易度が高くとも、まずは議論をスタートして、「巧遅は拙速に如かず」という教えの通りスピード感をもってご提案させていただく。それが創業時から現在まで続く、ニューリー・土山の営業姿勢となっています。

横浜事業所 所長 兼 営業推進マネージャー 田邉 靖男

当社ならではの、技術営業としての強み Interest in The Job of Technical Sales

納品が重なった場合には技術営業の人間が製造部の業務を手伝ったり、「二足のわらじ」を履くという働き方が定着している当社では、たとえ他部署の業務であっても積極的にサポートすることが当然のこととして行われています。これは社内リソースの効率化という面だけではなく、技術営業にとっては自社製品に対する理解をより深めることで、お客様に自信をもって提案できるというメリットがあります。限られた時間の中で、ものづくりに関する知識を背景に、高いコミュニケーション力を駆使してお客様の検査目的に最適な提案をさせていただくことが、この仕事の醍醐味です。自分たちが取り扱う製品やサービスに対して、絶対的な信頼感をもてることは、技術営業の何よりも大きな味方となっています。

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